blog
一番好きな花
だいぶ前のことになりますが、パープルのアネモネの花を
見ると思い出す話があります。
ある日、パープルのアネモネを見た母が、
「今朝、アネモネの花の夢を見た。」と。
詳しく聞いてみると、
「神様の前で一番好きな花は何かと聞かれ、パープルのアネモネです、
と答えた。」と。
それまで、私は母の一番好きな花がアネモネだとも知らず、
それもパープル限定とは・・・
自分がもし、神様に聞かれた時はなんと答えるかな・・・と、
ついつい考えてしまいます。
バラはやっぱり好きだし、ヒヤシンス、シャクヤク、ライラック、
アジサイも捨てがたい・・・
でも、パンジーかな・・・
なかなか、一番が決められなくて、いつまでも悩んでしまいそうです。
残念ながら、まだ神様に聞かれる機会がないのですが、それまでには
答えが出ているかな・・・
たまたま市場で、素敵だから買ってきたアネモネで、しかもパープルのみだった為、
思い出してくれた夢でしたが、いつもパープルのアネモネを見ると思い出します。
そして、いつもアネモネが出まわってきたこの季節になると、
母の為に母の一番好きな花を買ってしまいます。
サプライズ
先日、コルロールの
すださちこさんと渋谷のヴィロンでご飯を食べに行きました。
コルロールは、素敵なフレンチスタイルのプリザーブドフラワーの
ギフトショップです。
すださんのプリザーブドのお花の接し方(とても丁寧なんです)、お客さまへ
1個1個届けるという思いには、いつも感心し見習わねばと。
そんな彼女と夏以来の再会に、ちょっとしたサプライズを用意しました。
市場で見かけた春のお花ピンクのラナンキュラス
ダイヤモンドリリー
バラ ジャンヌダルク
エルベージュ
アンジェリークロマンティカ
ビバーナムティナス
で作った花束です。
お花の仕事をしているせいか、お花をプレゼントされる機会が全然なく、
特にすださんはプリザーブドを扱っているので、生花は喜んでくれるかな・・・と。
結果は、大成功でした。
ブログにも書いて頂けるぐらい喜んでもらえました。
嬉しい。
出産祝い
本日のお届けのお花は、男の子を出産したお祝いに
可愛らしいハートのリース型のアレンジです。
淡いイエローオレンジのバラ(ジャンヌダルク、キャラメルアンティーク)と、
オレンジとピンクのラナンキュラス、マリーゴールド、スイトピー、
ダイヤモンドリリーと優しく可愛らしい花に、ポイントで実ものを
プラスしました。
実ものを入れることによって、ちょっと色合いがしまり、シックで
アンティークな雰囲気になります。
リース型などの高さの低いアレンジの場合、贈る箱もケーキのような
形の箱で贈らせて頂いています。
開ける時が、楽しいですよね。
赤ちゃんが産まれた時は、本当にお母さんは大変です。
少しでも、癒されてくれたらと思います。
イル プレージョ
今日は、ウェディングでお世話になったレストランのオーナーとランチ。
代々木上原にあるイル プレージョというイタリアンでランチをしました。
明るい店内には、シャガールのリトグラフィが飾られていて、
テーブルの上には・・・なんと、お花の代わりに、野菜が!
大きめのガラスの花器の中には、水に浸かった瑞々しいピーマン、ナス、
レモンがいけられていました。
なんでも、シェフの方が、レストランなので野菜を飾りたいとの思い、大きめの
花器を探されたそうで。
お花を携わっている人間としては、なんとも斬新で素敵なアイディアだと
感心させられました。
ガラスの花器は、お花を活けるにはかなりのボリュームが必要になる大きめの
もので、全てのテーブルにそのボリュームのあるお花を飾ったら、きっと
食事の邪魔にもなってしまうかもしれません。
逆に、野菜だったら使えるし・・・
家でお花がないから飾らないでいる花器を、マネして野菜を入れてこんな風に
飾ってみたいと思いました。
この他にも、照明のランプシェードに色々なパスタを使っていたり・・・
可愛らしくて素敵なアイディアがありました。
もちろん、お料理はとても美味しかったですよ!
お野菜が沢山使われていて、見た目も本当に綺麗で。
素敵な一時を過ごせました。
お近くに行った際に、是非食べに行ってみて下さい。
散歩道
小田急線の鶴川駅からバスで10分ちょっと行ったところに、
散歩に行ってきました。
「谷戸田から小野路の里山」という散歩道で約7キロぐらいの道のりです。
およそ2時間30分。
まずスタートは、野津田公園。
40haもあり、バラ園もある広大な公園です。
雑木林の中には鎌倉古道が通っています。
そして、小野神社、萬松寺と歴史あるお寺を巡ります。
畑のそばをのんびりと歩くと、万松寺谷戸にでます。
ここが、東京?という田園が広がっています。
ちょうど、稲刈りが終わっていて、収穫された稲穂が干されていて、
見ているだけで心地よい風景が広がっていました。
そして、竹林、関谷の切り通しを歩いて行きます。
関谷の切り通しは、鎌倉古道と布田道と交差した場所で、昔の面影が
漂います。近くには、幕末時代に宿場として栄えた小野路宿があります。
再び、たわわになっている柿の木や、畑を眺めてたり、無人販売の野菜を見たりしたら、
バス通りの別所に到着です。
東京の近郊でありながら、神社、寺院、「鎌倉街道」「絹の道」そして豊かな自然と
見どころの満載の場所です。
ぜひ、近場の散歩をお楽しみ下さい。
フーラ・サンセット
開院した歯医者さんのお祝いに鉢物のご注文を頂きました。
今回、お届けしたのは明るいイエローのコチョウランです。
フーラ・サンセットという名前の元気にしてくれるような花色で、
ぱっと華やかな雰囲気にしてくれます。
コチョウランは、東南アジアで樹木などに根を張り付けて育っていた原種を
改良を重ねて、今の美しい姿になってきました。
花を長く楽しむコツは、室内で、レースのカーテン越しなどの光を当てて、
鉢の水苔が乾いたら株元にお水をあげて楽しんで下さい。
また、冬の寒さ、乾燥は苦手です。
室内の温度を15度ぐらいに保ち、加湿器などで空中の湿度を60〜80%に保って下さい。
また、お花が咲き終わった後も、再び花を咲かせることができます。
一番下の花から数えて2番目の節の1.5センチを切ります。
節から花茎が伸びて、数ヶ月後にはもう一度花が咲きます。
薄めの液体肥料を月1回程度あげ、2〜3年に1回ぐらい、6月頃に
植え替えて、新しい水苔に取り替えてください。
育てるのが難しいと言われていますが、お祝いなどプレゼントされる機会が
多い蘭を、再び花を咲かせて、頂いた時の気持ちや、贈って下さった方を
思い出し、可愛がって育てられたら素敵ですよね。